ソラゴトデリリウム

ネヤノがたまに空想上の世界やキャラクターについて垂れ流すことを一応主旨とはしている場所

能力所有(デュナミス)の話

なんとなく能力について書いてみる。

能力。超能力。特殊能力。アバオティアでは特殊能力が正式な呼び方だけれど、能力って呼ばれることのほうが多いと思うし能力所有のことはデュナミスって言う。わりかしこのデュナミスって言葉は軽率に使うかも。

というのも、このデュナミスこそが神エイバオットを形成する重要な要素だからなんです。アバオティアはエイバオット神話の影響によって不思議なことがよく起こる世界になっていますが、それは作り話であるはずのエイバオット神話に「神を成り立たせる信仰=力の所有」という加筆がなされてしまったからです。つまり、力を持つことが信仰と同等の扱いを受け、力を持つことが神の存在を支えている。そしてその力自体は神の力で……という作為的なサイクルが成立しています。

最初はひとりぶんの信仰があったんです。そのひとりぶんの信仰が、その加筆で生まれたサイクルによって増幅されていって本当の神様になってしまった……なんかトランジスタみたいですね。能力所有=デュナミスには、アバオティアではそういう意味合いがこめられています。

また、能力の発現というか、どういった能力になるのかにはまた法則性があって、まだ神話との繋がり方が明確でなかった頃のアバオティアの能力学ではほぼすべてが遺伝情報によって決まっていると考えられていました。そこそこ間違ってはいないのですが。ほぼ正確に能力や不思議な現象の発現のしかたを定義付けることに成功したのが溝呂木優霞という人でした。多くの人を犠牲にしながら。

神話、神様の力が遺伝情報で濾過されて身体から出てくるのが能力、と言ったら雑かもしれませんが、おおむねそんな感じです。英文って、ローマ字入力したらメチャクチャになりますけど時々日本語みたいな単語が出てくるじゃないですか。それに近い理屈で、遺伝情報の中から神様ルールで読み解けたぶんだけ能力として保有できる……というのがアバオティアでの仕組みです。これを、神話のルールブック的作用と呼んでいます。ただしその能力が本人の人体に合っているとは限らなくて、能力が強すぎるのにそれを引き出せる体ではない場合、この腕要らない! って能力がワガママ言って吹っ飛んじゃったりすることもあるみたいです。栓抜きと呼ばれる現象で、これで力を発揮した人は欠損生能力者って言われます。はた迷惑な話。遺伝情報と身体形質が合わさって初めて実現するのが能力発現(エネルゲイア)であり、ほぼ不可能である「能力を100%引き出せる状態」のことを能力完遂(エンテレケイア)と呼んで溝呂木さんたちが研究したりしています。

バス着いちゃったよ、授業も始まってる! 今回はここまで!

Enchanté.(2/3)

いやいやアンシャンテって(笑)

 

というわけで引き続き創作世界紹介です。Abaotシリーズ全体の概要まで垂れ流したっけな。

外伝異伝はさておき、シリーズと呼んでる内訳は以下の通りです。

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Enchanté.(1/3)

なーにがアンシャンテじゃ

 

とりあえず説明を。ここでは私ネヤノが中高生の頃から延々と考えてきた、創作世界やそこにいるキャラクターについてぐだぐだっと垂れ流すことを主旨としています。気が向き次第更新しますし、そのときの気が気なら全然関係無いことも書くと思われます。

自分に課せられたルールが一番守れないからね( ˘ω˘ )

 

ここもここで長続きするニオイがまったくしてないけど、ま、ぐだぐだっとやってくよ〜

 

ひとまず枠組みというか、世界観の紹介くらいはしておいたほうがいいかしら……

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